生物の先生になりたいの!

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”生物の分類” 暗記じゃないよ!整理しよう!

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生物の分類は中学校でも高校生物でもやりますね。

 

脊椎動物~とか、軟体動物~とか、甲殻類~なんて沢山単語が出てきて、

え、マジ?全部覚えるの?ってなりますよね。

 

 

私も高校生の時はここの単元が嫌い(というかほぼ無視してた)でした。

 

日常的に実際の生物に沢山触れている人ならイメージがしやすいかもしれませんが、

そうではない人も多いですよね。

 

何が違うかわからないし!ってなる気持ち、すごくわかります。

分類してどうするの?って思ったりもしました。

 

 

なので今回は分類の仕組みがどうなっているのか

を、暗記ゲームだと思って絶望している人に向けて書いてみました。

 

 

 

 

分類は個人情報と同じように考える!

さて、早速ですが、問題です。デーデンッ!

 

地球上には現在何種の生物がいるでしょうか?

 

正解は…と言いたいところですが、気になる人は後でググってみてください(笑)

 

本当に沢山の種が発見・登録されています。

 

『種』というのは、私たちであればヒトホモ・サピエンス)という種、

 

イヌは一見ゴールデンレトリバーダックスフンドなど色々な種類がありますが基本的には『イヌ』という種です。なので犬種の違いは、私たちヒトであれば肌の色や目の色が違うのと同じような違いということになります。

 

『種』というのは、基本的にそれ以上に細かく分類することがありません。

 

なのでクモやカニといった分け方は、種に分けたことにはなりません。

 

なぜなら、クモにも様々な種がいますし、カニにも色々なものがいます。

 

なので私たちが似たようなものをまとめてざっくり呼んでいるだけです。

例えるなら、宇宙人が私たちとブタや牛を全部まとめて『四つ足』などと呼んでいるような状況になります(笑)

 

 

分類の階級(段階)

 

地球上の大量にいる生物から1種1種を区別していくには全部で8段階あります。

 

つまりすべての生物を分けて、分けて、・・・・と7回分けていくと目的の1種に辿りつくことが出来るということです。

 

 

イメージはこんな感じ。

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これで分かった人はもう飛ばしてください(笑)

 

それでは、細かい→大まかへ、とみていきます。

 

まずは一番細かな分け方の2つから!

 

 

属・種

たとえば『種』が人間に例えて、山田花子さんだったとします。

 

山田花子さんは唯一無二、の存在です。

ホモ・サピエンスはヒトだけで他の生物を指すことはありません。

 

たとえば同じクラスの人に山田花子、もしくは花子といえば皆が山田花子さんだとわかります。

 

『山田さん』だけだと人によっては弟の山田次郎君を思い浮かべてしまうかもしれないので、基本的には山田花子苗字と名前をセットにしています。

 

それが高校で習う、属名と種小名をセットにして名前を付ける二名法のイメージ。

 

山田(属名) 花子(種小名)です。

 

種小名の花子だけでは、田中花子さんとの区別がつかないので、色々な人にわかりやすいように私たちは普段でも苗字と名前をセットにします。

 

ヒトに当てはめると、ヒト属(ホモ)が苗字、ヒト(サピエンス)が名前ということになります。なので、ホモ・サピエンスです。

 

 

目・科

次にもう少し大きな分け方。

 

それでは、道端で会った知らない人に突然、山田花子さんの話をしたとします。(どういう状況!?)

 

そこで、突然、『山田花子さん』と言っても、相手の人は「山田花子って誰?」となりますよね。

 

そこで、「新宿区の第一中学校の山田花子さん」というと、一気に山田花子さんを全く知らない人も山田花子さんをイメージできます。

 

この時、新宿区(目)の第一中学校(科)という山田花子さんに関する情報が追加されているので、

「都会に住んでいる中学生なんだなぁ」とイメージできます。

新宿区がどのようなところか知っている人はもっと鮮明に山田花子さんをイメージできます。

 

逆に、個人名を言わなくても、『新宿区の第一中学校の人』というと、都会に住む中学生を思い浮かべられます。

 

これを聞いて、ロシア人のおばあちゃんを想像したり、ベトナム人の赤ちゃんをイメージしたりする人はいないはずですね(笑)

 

 

これをヒトで当てはめると霊長目(一般的には霊長類と言いますが…)ヒト科となります。

 

霊長目と聞くと皆がサルやヒトなどを思い浮かべます。

そして、ヒト科にはオランウータン・ゴリラ・チンパンジー・ヒトが含まれます。

 

なので、ヒト科と聞くと、私たちの仲間のようにとっても賢いサルの仲間を皆が思い浮かべることが出来ます。

 

 

門・綱

いよいよ大きなグループになってきました。

 

先ほどは道端で出会った知らない人に山田さんの話をしました。

 

幸いそれは東京都内での路上だったので新宿区第一中学校で通じました。

 

それでは、空港で出会った知らないタイ人の人に山田さんの説明をするとします。(だからどんな状況~~…(笑))

 

この場合、「新宿区の」と話しても新宿を知らない可能性があります。

 

なのでまずは、「日本人で東京都の」と伝える方がいいですね。

 

ということでこの日本が国名(門)東京都が都道府県名(綱)となります。

 

何市、何区の人か?どこの学校のひとか?山田さんか、田中さんか?などの細かな情報はわかりませんが、

全く知らない外国人にも、「日本という国の東京都民だ」という情報は伝えることが出来ます。

 

これをヒトに当てはめると、脊椎動物哺乳綱となります。

イヌやイルカやブタともごちゃごちゃになりますが、

哺乳類と聞くと何となく私たちのような動物がイメージできる、といった感じです。

 

 

なので、中学校で学んだ、脊椎動物が哺乳類・鳥類・魚類・両生類・爬虫類に分けられるというのは門から綱へ分けたということになります。

 

 

ちなみに、動物だけではなく植物では、例えば、被子植物単子葉植物綱(双子葉植物綱)となります。

 

 

ドメイン・界

いよいよ最大級の分け方まで来ました。

 

ドメインのイメージとしては、地球という惑星というイメージです。

 

状況は宇宙人に自己紹介するときです。

とりあえず地球人であることを伝えたいですよね。

 

もはや、どこの都道府県とか何中学校とかどうでもいいです。

 

色んな星に生命体がいるけど私は地球からです!といった具合で、それ以上大きなくくりはありません。

 

実際に全部の生物種はたった3種類のドメインによって分けられています

 

私たちがいるグループが、真核生物ドメイン植物・動物・キノコなどの菌もごちゃまぜのグループです。

 

他には、バクテリアと呼ばれる、大腸菌などがいる細菌ドメイン

それよりも少し私たち真核生物に近いタイプの古細菌ドメインです。

 

 

 

では界のイメージはというと、大陸・地域のイメージです。

 

山田花子さんで言えば、『アジア人』といった具合です。

 

何も言わなければランダムに様々な人種を想像してしまいますが、『アジア』とわかれば、アジア人っぽい人(黄色人種で、黒髪で~みたいな?)を思い浮かべることが出来ます。

 

他の例では、『ミシェルさん』と聞いたら北米か、欧米か、よく分からないけれど、南米の人、アフリカの人などとわかれば何となくイメージすることが出来る、といった具合です。

 

これが、私たち、ヒトでは動物(界)となります。真核生物(ドメイン)の中でも、

動物(界)とわかれば、植物や菌ではないんだなぁと想像できますね。

 

 

以上、分類はこんな風に階級になっているので整理しやすいはずなのに、それは高校生で学ぶ内容です。

ですがそれを整理しないと沢山覚えないといけない単元に変わってしまいます。

 

どのくらい大まかに分けた状態で話しているのかイメージしながら考えると、分からなかった話も楽しくなってきます。(私は(笑))

 

 

 

セキツイ動物・無脊椎動物

他の分け方でセキツイ動物・無脊椎動物といった分け方も学びました。

 

混乱しやすいですが、これは、この個人情報方式で行くと、まず地球という星のアジアという地域を考えて、日本という国を脊椎動物、それ以外のアジアの国をまとめて無脊椎動物と呼ぶ、といったイメージです。

 

「動物は脊椎動物無脊椎動物の2つに分けられます」

というのは

「アジアの国は日本とそれ以外の国の2つに分けられます」

と同じイメージですね(笑)

 

 

脊椎動物無脊椎動物か真っ二つ!というよりかは、沢山のグループに分かれた動物の一部に脊椎動物というグループがある、ということですね。

 

私たちが所属しているのが脊椎動物というグループなので、それ以外をまとめて呼ぶために、無脊椎動物という名前を付けたわけです。(自己中だなぁ…)

 

 

恒温動物・変温動物

最後におまけ程度ですが、体温の様子で、恒温動物・変温動物、なんて分け方もありました。

 

最近は研究や発見が進んで、このように真っ二つに分けることが出来ないことが知られています。

 

私個人的には、これはもう教科書から省いてもいいのではないかと思いますが…

 

最近は3パターンに分けられることが多いようですが、ここでは長くなるので割愛します。

 

恒温動物は自分が代謝の際に熱を出すこことで、寒いところでも活動できます

エネルギー効率は悪くなり食べ続けなくてはなりませんが、他の競争相手が活動できないような寒い所でも生きていくことが出来るメリットがあります。

 

変温動物はわざわざエネルギーを使って体温を維持したりしないので、とても低燃費ですが、寒すぎたら活動できず冬眠しなくてはならなかったり、常に温暖な地域でしか生きていけなかったりといった欠点があります

気温などの変化が激しいと生きていくことが出来ません。

温かい地域に多くの生き物がいるのはこのためです。

 

ちなみにナマケモノは哺乳類ですが変温動物です。

なのであんなに低燃費で動かないんです。

 

 

そんな風に、戦略には一長一短なところがあるので、どちらが絶対的に有利!やこっちは劣っている!なんてことはありません(笑)

 

 

全体像が分かれば怖くない!

ここまで長々とありましたが、個人情報や住所のイメージをもって分類を学んで、今どこの範囲、レベルでの話をしているのか?を気にしながら学ぶと知識が整理できますね。

 

 

 

それでは!